人間の行動には”経験”がつきものです。
勉強をすれば知識が増え、運動をすれば体力が増えます。
旅行に行けば思い出と記憶が残り、習い事をすれば技術が残ります。
これが行動における経験です。
経験とは自分にとってのメリットです。
では、パチンコやスロットはこの”経験”、何か残りますか?
「楽しかった」という記憶は残るかもしれませんが、それは”経験”ではなく”感想”です。
お金ではない何か。
あなたのための何かは残るのでしょうか。
何も残らなかった
私は自分のパチンコ歴を振り返ったとき、本当に何も残っていませんでした。
「お金が増えた」という方もいらっしゃるかもしれませんし、私も1日で20万以上の金額を得たこともあります。
しかし、トータルでの支出は何をどう計算してもマイナス。
これではお金を得たとは言えません。
コンビニでバイトしていた方がよほどお金もちになっていました。
友達や友人と一緒に遊んで楽しかった思い出はあります。
しかし、それはパチンコやスロットでなくても楽しい思い出を作る方法はいくらでもありますし、どちらか片方、もしくは2人とも悲しい思い出になってしまったことの方がむしろ多いです。
それに友人とパチンコに行っても真横で常に遊んでいる訳ではありません。
どこに行ったか分からなくなることがほとんど。これを果たして楽しかった思い出と言って良いのかどうか。
行動の対価がなければそれは損
自分で何か行動を起こす。
その行動による経験が生まれる。
経験をもとに成長できる。
これが人間として大きくなる方法です。
しかし、経験をしてもなお何も得るものがない。
得た知識を活かしようがない。
経験により何かを失う。
これでは自分自身はいつまでたっても同じ場所にいるまま。
歳はとっても成長することはないのです。
何が残るのか真剣に考える
「楽しい」「楽しくない」
「ワクワクする」「ワクワクしない」
これも行動を決める大切な判断基準だと思いますが、
あなたが今まさに起こそうとしている行動で、一体何が残るのか、残りそうなのかを一度真剣に考えてみてください。
パチンコやスロットをやめるためには、いつものと違う視点で自分自身を見つめてみるというのはとても大切です。