多くの方はあまり聞き慣れない言葉だと思いますが、神経言語プログラミング(NLP)の世界では基本ともいえる有名な言葉。
『スイッシュパターン』と表現することもありますが意味は同じです。
スイッシュパターンテクニックとは
スイッシュパターンテクニックとは『内面に起こるイメージを変換し、悪習を改善させより良い人間へと導くための方法』
『理想とする能力を発揮できていない自分』を『理想とする能力を発揮できている自分』への自分自身の中にある”自分”へのイメージを書き換えることです。
例えば、人前でおどおどしてしまって話せない自分が嫌な場合、「おどおどしてしまう自分」というイメージを脳内で「ハキハキと大きな声で話す自分」に置き換えます。
そして理想の自分へと近づいていく。というのが一つの例。
他にも、暴飲暴食を繰り返してしまう自分を健康的な身体を持つ自分へと置き換えたり様々なケースに使われます。
マイナスなイメージをプラスなイメージへと変換させるのです。『記憶の変換』や『イメージの変換』と例えると分かりやすいかもしれません。
ただしマイナスイメージで使うことも
本来のスイッシュパターンテクニックは、マイナスイメージをプラスのイメ―ジで使います。
この手法により悪習を断つのです。
例えばアルコール依存によって苦しんでいる人の場合、『アルコールによって体を壊し、体調が悪く人に迷惑をかける自分』を『アルコールから解放され、健康的で人に喜ばれるような自分』というように記憶の中のイメージを変換させます。
タバコのニコチンに置き換えてもいいでしょう。
しかし自分の場合、パチンコ、スロットをやめるために、徹底的にマイナスイメージを持ちました。
これは自分に対するマイナスイメージではなく、パチンコに対してネガティブなイメージを持ったのです。
というのも、パチンコやスロット、その他の公的ギャンブルなどは「ワクワク」や「興奮」などの喜びに似た感情を感じやすい物です。
そのため、徹底的にネガティブなイメージを持つことで結果的に自分の人生を好転させたのです。
もちろんこのあたりは人それぞれだと思うので、自分に合う方法で構わないと思います。
最終的に人生を豊かなものに出来れば手段は大した問題ではありません。
方法
基本となるスイッシュパターンテクニックの方法は
①まずあなたの今の現状を思い浮かべます
つまり、悪習を行っている自分です。
暴飲暴食、アルコール、タバコ、ギャンブルなんでも構いません。自分が嫌いな自分をしっかりと目をそらさず思い浮かべましょう。
②そしてそのイメージをまるで映画館のスクリーンに投影されているかのように思い浮かべてください
映画館にある大きいスクリーンに観客はあなた一人。直したいのに直せない習慣を行っている自分が映画館のスクリーンに映っている状態です。
できるだけ鮮明に。
③そのスクリーンに映っている映像が徐々に小さくなっていきます
目の前の大きな映像が、どんどん端の方に小さくなるように縮めていくイメージをしてください。
始め大きく投影されていたものが小さく小さくなっていきます。
そしてその映像は小さくなりすぎて見えなくなります。
④そして次の瞬間、理想とする自分を一気にスクリーンに大きく投影する
小さくなりすぎて見えなくなったこれまでの自分の映像の代わりに、今度は突然『自分の思い描く理想』『なりたい自分』をスクリーン全体に一気に投影します。
大きな音がなるイメージを持っても構いません。
フルカラーでできるだけ鮮明に。
健康的な自分、お金に苦しまない自分、人から尊敬されるような自分
なんでも構いません。できるだけ具体的に、鮮明に、そして大きく映し出しましょう。
これが内面イメージを変える『スイッシュパターンテクニック』の基本的なやり方です。
「こんな方法で大丈夫?」と思われる方は、「ちょっとやってダメだった」というパターンに陥ってしまう人。
そもそも疑っている段階では効果が発揮されにくいものです。
この方法は、ジョン・グリンダーとリチャード・バンドラーという言語学教授とプログラマーが生み出した世界的にも確立された、有名な心理学である神経言語プログラミングの一つを用いた方法なのです。
数々のメンタルコーチングにも使われ、元大統領や有名スポーツ選手等にも使われている手法で実績があるのです。
私が思い付きで考えたような陳腐な手法ではないのです。
まとめ
大切なことは最終的に『理想的な自分』のイメージを持つということ
重要なことは、今の自分の現状がどうなのか。そしてその自分をどんな自分へと変化させたいのか。という理想像をしっかりと持つことです。
理想的な自分というのは人それぞれ違うと思います。
・しっかりと毎日コツコツ貯金できている自分
・休みはリラックスした状態で過ごせる
・毎月お金が無くなるのを心配しなくて済む
・家族サービスの為に時間を作ることが出来ている
・借金をせずに済む
色々あるとは思いますが、一体あなたがどうなりたいのか。このビジョンを明確なものにしましょう。そこからスタートです。
この部分があやふやだとゴールがどこにあるか分からない状態でマラソンしているようなもの。
もちろん後々変更しても問題ありませんが、今の自分がまずめざす自分を思い描きましょう。