私がパチンコやスロットにハマっていたころとは、パチンコが1玉4円。スロットは1枚20円が当たり前でしたが、
今はその値段も大きく変わり、パチンコは1玉1円 スロットは1枚5円と低いレートでの景品交換が増えてきているようですね。
中には1円以下、0.5円やそれ以下…なんて話も聞きます。
遊戯者にとってメリットが少なくなってしまいますが、代わりにリスクが少なくなりますよね。
「長く楽しめる」
確かにその通りではありますが、市場はどんどん拡大しています。
パチンコ店も仕事なので、お店側にとって利益が少なくなるようなことをあえてしまうはずです。
設置するお店が多くなるのはお店側にとって利益が増えるから。
ではその利益は誰が支払っているのでしょうね。
1円パチンコ設置店の増加
小出資で長い時間楽しめる。と人気が出て来た1円パチンコと5円スロット。
大当たりした時に得ることのできる利益は少なくなってしまう代わりに、今までのように突然大金がお財布から消えてなくなる。
というようなリスクも減りました。
私が昔スロットで体験したのは、大当たりが1回も訪れず30分で1万円消えてなくなった。
ということがありましたが、もしも5円スロットだったら2千500円で済んだということになりますね。
遊戯者にとってリスクが少ないというのはとても大きなメリットになります。
「パチンコ店としては動くお金の金額が少なくなるのだから利益が減ってしまうのでは?」
と思われるかもしれませんが、実は逆。
最近では1円パチンコや5円スロット専門店なども登場するぐらいお店側の利益はむしろ多くなっているのです。
なぜか増えるパチンコ店の利益
先ほども触れましたが、1円パチンコや5円スロットの登場で景品交換のレートは減っていますが、お店側の利益は増えています。
それに普通お店側に損しか生まないような台はどこも置かないですよね。
なぜそんなことが起きるのかと言いうと、一つめに『滞在時間が伸びる』ということがあります。
レートが低いことによって遊戯者が感じるのは「安心」です。
「この程度なら大丈夫」と感じやすくなります。
今までであれば「そろそろ帰ろう」と考えていたかもしれませんが、「もう少し大丈夫かな」という気持ちになりやすいのです。
そしてもう一つは『様々なレートの台が混在している』ということ。
1円パチンコ、5円スロットが置いてある。だけど今まで通り4円パチンコと20円スロットも置いてある。
というのが普通ですよね。
パチンコ店に行くキッカケは「低レートで暇つぶしに遊ぼうかな」と気軽に行き、少し出玉が出始めたら
「物足りなくなってきたからレートを上げよう…」
こんな気持ちになりやすいのです。
1円パチンコや0.5円パチンコなんていうものありますが、1箱出しても数百円…千円…
今までは何千円にもなっていたものがそれだと、物足りないと感じてしまいますよね。
お店に足を運ぶキッカケ作りとして低レートパチンコやスロットはピッタリなのです。
その何割かは結局普通のレートで遊び始めるので、お店側としては利益が増えて当然ですよね。
射幸性が高まる
お店に入って店内を見渡した時に、パチンコの玉がたくさん積んであったり、メダルがたくさん山積みになっていると
「お、今日は出る日なのかな?」と感じてしまいますよね。
逆にお客さんはいるけど、誰も出玉を積んでいない…これでは寂しく感じます。
4円パチンコの玉が山積みなら物凄い利益ですが、1円パチンコはしょせん4分の1
今までの4箱分で「お、出ているのかな」と他の人に感じさせていたものをたった1箱分で他の射幸性にうったえることができるのなら良い宣伝になりますよね。
今までの広告宣伝料が4分の1になったようなものです。
遊戯者の意志改革が大切
個人的には1円パチンコや5円スロットはリスクが低いので良いのではないかと思います。
しかし、来店するハードルを下げているだけで、高レートに戻ってしまうような遊び方では身も蓋もないこと。
それに1円パチンコ、さらには0.5円パチンコでは大当たりしたとしても本当にたかが知れている金額にしかなりません。
「こんな金額のために何してるんだろう…」という気持ちを、行かないキッカケにすることもできるはずです。